『ブラックホークダウン』

序盤、ヘリから落ちた兵士の治療をしようと皆が近づいてくるところで危険信号が灯されます。『フルメタルジャケット』だったらその後狙撃祭りが開催されて僕たちにトラウマを供給してくれるはずですが、『ブラックホークダウン』は違う。何が違う? 戦闘ヘリがあるのが違う。
中盤、戦闘ヘリの援護がなくなって以降は想像通りの阿鼻叫喚が展開されます。駄目だ、民兵はワンダリングモンスターだ。宿屋はどこだ!
ブラックホークダウンはダンジョン最深部から街に帰る物語ということが出来るでしょう。ロケット弾はザキ。戦闘ヘリは全体攻撃魔法。
主人公一味はへろへろになりつつも帰還するわけですが、「まだまだ戦場に仲間がいる」。他のパーティを救出に行くぜ、とWizardryに戦争は続く。終わらん。終わらないがプレイヤーパーティは死なない。いやちょっとは死ぬけどあまり死なない。死者比19:1000。積み重なる死体はソマリア民兵たちだけよ。わはは、ゲームクリアまで付き合って貰うぜ。


もうやめてくれ。うんやめる。


評価:A(人生が楽しいのはとてもいいことだ)