2005-01-01から1年間の記事一覧

おまえの正論はうるさい

正論はやはり正しいのだが、それが既に知っている正論で、理由をもってそれを破っているときに聞かされるとうるさい。「正論はうるさい」というタイトルに自分の中から否定意見が出たので黙らせておく。まったくうるさいことだぜ……。 フタゴ・フラクタ内12…

所帯じみる

今から猛烈に所帯じみた話をするのでそういうのが苦手な人は読み飛ばしたほうが良い。なんでそんなことを言うのかというと、私もそういうのが苦手だからである。ならば、なぜ自分でも苦手な話をするのかというと(二文続けて同じ構成だ。我ながらまったく下…

『SAW2』

見た。見てきた。 前作は登場人物を鎖で縛ることにより暴力を排し、会話による知的ゲームをやろうとしたら「逃げたいね」「うん逃げたい」程度のやりとりしかできなかった訳ですが── 今作は暴力解禁。下手な心理戦をやるよりかは肉体言語によるやりとりを選…

『SAW』

前フリと違って申し訳ないが『SAW』をビデオ屋で借りてきた。バイト先の映画館で『SAW2』の上映がそろそろ終わってしまうので、それを見る前に旧作を見てやろうかな、という思惑。 どうもこの映画はミステリとして語られることがあるような気がしない…

「SAW2を見たら躁鬱病になっちゃうね!」

僕の職場には駄洒落使いがいて、まあその、なんだ。

もしもブリーチがハンターだったら

もしもブリーチがハンターハンターだったとしたら、同じ雑誌に二つ同じ漫画が載ることになるわけですが、そうではなくてブリーチワールドの登場人物がハンターワールドに放り込まれたら、という仮定の話です。 ハンターワールドは強い能力には強いリスクが存…

『ZガンダムⅡ〜恋人たち〜』

雑感。 ・アムロ超大人気ない。アムロの射撃が命中してはしゃぐカツに切れ気味に「まぐれだよ!」。 ・じゃあ他の奴に大人気があるのかというと、まあないことが多い。「カツ君、怖いか?」「怖くなんてありませんよ!」「私は怖い」 会話はキャッチボール。…

何もないかっつーといろいろある。

映画館に中学生が現れる。職場体験とかいう不思議なイベントで来ているらしいので暖かくもてなす。上の人が「なにか仕事をやらせなさい」というのでポップコーンの機械掃除を一緒にやる。時給も出ないのにかわいそうなことだ。「中学校で流行っているゲーム…

今更の意味

ある人々にとっては当然な、前提な、決まりきったお願いです。 お願いです、お願いです。『JOJOの奇妙な冒険』を読んでください。あたりまえのようにメジャーだから、それを好きだというのが普通だから、そういった理由で拒んで欲しくないんです。 読ん…

バトル漫画雑感。そしてバキは異世界。もちろんテニスも。

バトル漫画で「誰々>何某」という形式はやりがちだが誤りである。誰々が何某よりも「絶対に強い」としてしまうと、その何某さんにその後価値がなくなる。キャラの使い捨てで、せっかくそこまで築き上げたドラマは終了。もったいない。 理想は「読み合い」で…

『NHKへようこそ!』4巻

僕たちはいま感動的な場面に遭遇している。『NHK』の漫画は原作よりも面白い。かつて原作を超えた漫画化・映画化があっただろうか?(たぶんある。君が知らないだけだ。いや、本当は君だって知っているはずだ) ハンターハンターが来年までお隠れになった…

働きすぎだ! 気が狂う!

ふと気付いたのだが、今週は水曜・木曜と働き今日が休みで土曜日曜も働かなくてはならない。「ぎりぎりで『働きすぎ』だ」と感じていたのだが、昔自分が言った「三日労働と四日労働の週が交互に来るなら我慢できる」という言葉通りだなあと、なるほど、今週…

『コープスブライド』

益体のない話でもクレイアニメにして音楽とリズムに乗せれば十分に楽しいというお話。結婚式前日に新郎が死人の花嫁にさらわれてしまって大変ですわ〜、というストーリィを聞けば想像できるし、それ以上のものはない。でも楽しい。 500円ぐらいまでならこ…

『カッコーの巣の上で』

舞台が精神病棟という違いはあるものの、『刑務所の中』と似たフォーマット。精神病院も結構楽しいのじゃぜい、というお話。違うところは『刑務所の中』の人物は全員犯罪者だが、『カッコー』は全員精神病患者ではない、というところか。 精神病は鑑定が難し…

K・ローレンツ『ソロモンの指輪』読了(例によって小説ではない)

ローレンツ先生は奇人だ。しかも楽しく筋の通った奇人だ。 ローレンツ先生は動物と一緒に暮らしている。その上動物を檻に入れない主義。鳥類だろうがなんだろうがおかまいなしよ! カラスもカモもガンもハムスターも犬も何十匹と飼う。そういう人が近くに住…

寂れた映画館でバイトをするということ

超・暇。仕事中に小説を読んでいても何も注意されないどころか推奨されてる。最高だよ……! 僕は、ここで働くために生まれてきたのかもしれない。

おおお!

アルバイト採用決定。 良かったか良くなかったかって言ったらそりゃ良かったに決まってます。当たり前だ! これから俺は労働の鬼。週三日働く労働の鬼よ。おおお。我が前に敵は無し。このテンションよ続け。

西尾維新『ネコソギラジカル』(下)

伏線は必ず回収するものかといいますとそりゃあ回収するに越したことはないがある場合に於いては回収されなくても良いのではないか。つまり伏線があるだけで嬉しい場合、そりゃあ読者はその回収を想像してわくわくするのですが、たとえそれが回収されなくて…

「俺、霊感があるんだ」「へえ(半笑い)」

「霊感がある・ない」という言説が世に広まっているのは大変に愉快であり、なかでも「私には霊感がない」という台詞はとても愉快である──と言ったのは誰だったかというと私の友人だ。「霊感というものがある」「ない」を飛び越し、「霊感があるのは前提、そ…

社会は恐ろしい

(前回までのあらすじ) NEETになってはや数ヶ月。銀行預金の残高が心もとなくなってくる。アルバイトを始めようと決意する山田だったが、実は決意などしていないのだった。嫌だ。働きたくない。社会怖い。 ついにアルバイトの面接の申し込みをしてしま…

『テニスの王子様』

大して今回は面白い回ではなかった。だが一言だけ言いたい。「他校の生徒までアイツを『跡部様』呼ばわりかよ……!」 映画『テニスの王子様』内『跡部の贈り物』を見た直後の僕にはなかなかキツイボディブローだぜ。

気付けば時間も経つものだ

昔通ってた大学の文化祭に参加したり友人と歩道橋ではしゃいだりしていたらいつのまにか時間も経って、気付けば前更新したときから4日も経っていて、日記を書くリズムを忘れそうだから特に何もないのだけれど、日記をしたためようと思う。僕のパターンから…

『演技者。 室温 〜夜の音楽〜』

館が燃えるのは当たり前のことだ──そう言われるようになって何年たったでしょうか。ミステリ・サスペンス・ホラー等のメディアが一般化されるにつれて、その言葉はますます市民権を増し、僕は『姑獲鳥の夏』の映画に出会います。(参考:http://www006.upp.s…

『バキ』

僕は何回騙されれば、何回遊ばれれば、何回誤魔化されれば気が済むんだ。板垣恵介はそういう人間だって、板垣恵介はそういう生き物なんだって、わかっていたはずなのに。 ああ、それでも僕は言ってしまう。 「猪狩VSアライ状態に対する解答は? ねえ、モハ…

『ブラックホークダウン』

序盤、ヘリから落ちた兵士の治療をしようと皆が近づいてくるところで危険信号が灯されます。『フルメタルジャケット』だったらその後狙撃祭りが開催されて僕たちにトラウマを供給してくれるはずですが、『ブラックホークダウン』は違う。何が違う? 戦闘ヘリ…

映画『ブラックホークダウン』

映画だ。今の俺に足りないのは映画だ。あの人がいいねと言ったから今日は戦争映画。

『アメリカン・ビューティ』

家族、中でも両親と子供という関係性は物語に於いて強力な破壊力を持つ。つまり、ジェーンにはレスターという父がいて、その悩みを打ち明けられるリッキーにもフィッツ大佐という父がいて、それを視聴する僕にもまた父がいるのであった。この連鎖を繋げるた…

『Fate/hollow ataraxia』とりあえずエンディングまで

『Fate/stay naight』のファンディスク。萌え系の同人誌を100冊ぐらい一気読みした感じ。面白いエピソードがないのかと言われると勿論あるのだがその逆だって当然ある。全体を貫く強烈な違和感は「誰だお前」。 これはある種当然のことで、本編ではバトル…

今日の発見

ジョースター! きさま、見ているな!? (解説) このサイトに重大なセキュリティホールが発生しました。慌てて塞ぎはしたものの、それでもいくばくかの情報が漏れてしまった確率が高いです。 「別に友人にサイトバレをするってのは怖くない。だが、俺の知…

K・ローレンツ『攻撃』

K・ローレンツ『攻撃』11章半ばまで 攻撃衝動をごまかすための方策として転位行動がある。そしてそれ以外にも『儀式化』という方策がある──という話なのだがイマイチ理解できない。 転位行動の回数を重ねた結果、それを繰り返すこと自体に対して衝動が沸…