坊主について

危うい。危うく一日坊主になるところだった。む、一日所長みたいでちょっとカッコいいぞ? しかし、三日坊主というのはもっとポジなイメージ(せいぜいが「ぐうたら」程度のネガ)で捉えていたのだが、冷静に考えるとかなりマズい。坊主になるという決意をした時点で頭は剃られているわけで、つまり、かなり取り返しがつかない。坊主頭になるという関門付きのことを三日で止めたのならそれはそれだけで蔑まれるし、本人も猛烈な後悔をしたことだろう。鏡を見るたびに嫌になるだろうし風呂に入るたびに「そうか……俺、頭洗う必要ないんだよな」とか思うことだろう。ああ可愛そうだ。
日記を書く、ということはそれほどまでに重いことなのだろうか。「三日坊主」という言葉のインパクトに敵うほどまでに。いや否、否である。世界は間違っている! 僕はコブシを振り上げた。