フェイトステイなんとか終了。

三十数時間という頭の悪い時間をかけて、フェイトステイナイト、とりあえずラストシナリオまでクリア。
そして当ゲームの核ともなっている論激バトルについてつらつらと考えてみる。
論激バトルというのはよく漫画等である以下のような奴だ。
敵「お前の言っていることは夢物語だ。世界は力で統治しなければならないのだ! くらえパンチ」
主人公「そんなことはない、人間はもっと素晴らしい生き物だ、お前なんかに支配されなくたって大丈夫なんだー! くらえキック」

作風にも拠るが、ものによっては戦闘よりも「相手を論破することが出来るか」のほうが重要視されることがある。論破された瞬間に食らった技がクリーンヒットで「ぐう、これが人の力……」といった形で戦闘が終了する。敵は主人公の正当性の前に防御をすることを忘れたり、『心が既に負けていた』りで、負けざるを得ないのだ。
「お前の言っていることは正しいけれども、お前が死んでしまえば俺は説得されたという過去も消滅するのだ! 死ねパンチ」
という風に戦闘が続いた例は見たことが無い。そんな悪役は格好悪すぎるからだろう。
フェイトステイナイトはまさにこの「論激バトル」が核となっているゲームだ。フェイトステイナイト逆転裁判だったのである。(続く)