足掛け二年だかになる『虚無への供物(中井英夫)』、ようやく読了。
「ミステリマニヤの人のための本であるのことですなあ」というのが第一印象。ことあるごとに出てくる古典ミステリネタがコアなマニヤならば爆笑請け合い。奈々が何か言う度に爆笑、爺さんが言うジョークに爆笑、そういう世界だと思うんです。

で、僕は古典ミステリマニヤではないので退屈でした。オチはともかく、世界として億劫です。

ああやれやれ。