モノの判りやすい評価

作品の評価付け、それのよい方法が思いついたので記す。
まずランクの解説。


S:生涯の仲でもいくつ出会えるか危ういレベル。心の底から賞賛できて、心の底からニコニコできる。思い出すだけで心が熱くなる。滅多に滅多を重ねても中々出会えない作品。人生の価値観が揺らぐ。


A:ありふれている感動。「面白かったあ! 凄いぜ!」。「今日は面白い本を読んだんだよ!」とか、そんなん。人生の価値観は揺らがない。


B:まあ、損はしていない。2時間の作品だったら2時間丁度分味わった感じ。ちょっと得。読んだ読んだ。見た見た。「ふーん」。人生の価値観の変動は全く観測されず。


C:若干損をしている。具体的に言うと2時間作品ならば2時間丁度分、その時間分損をした感じ。はっきり言って許せない。二度とその作者の本は手にとらない。人生の価値観がより強固になる。


D:鬼子。悪魔。天災。大幅に損をしている。後々思い起こすだけで苛立ち、やりきれない思い、作者が目の前に居たら殺してしまいそう。そういうレベル。ただ、ここまでくるとかえって笑える、という物も多数確認されているので、意外と罪は軽いかもしれない。まあ、これも滅多にお目にかかれない。場合によっては人生の価値観が揺らぐ。


さて、一通り。若干「D」の意味設定がおかしい(例えば『コズミック』のようなトンデモ作品をここに入れてしまっていいのか、とか。色物、というだけで「D」箱行きになりそうなのでいずれ修正したほうがいいかもしれない)が、それ以外は普通であると思う。
で、本題。
作品を鑑賞した際にせいぜいBが妥当なものだったとしても「おおお! これは凄いぜ! 俺の趣味に合いまくりだぜクリーンヒットォ!」となることは結構ある。で、その際に調子に乗って「A」とか評価を下してしまうこともある。しかし、それでいいのだろうか。そんな主観的な評価方法では他者に(または後の自分に)伝わりづらいのではないか。
と、いうことで。世に数多ある「+-」方式より厳密に定義してみたいのだ。

具体的にはランクアップ性の導入。
Dに+がつけばCになり、Cに-がつけばDになる。Aに+がついてもSになるし、Sに+がついたら、超ラッキー。
例えば、僕が小説を読む。
「あーこれは面白いな。マジ。けども、これは僕と作者の趣味があった、ということに結構依存している気がする。ということでB+ぅ! 俺の感覚としてはAだけれども、人によっては普通にBだったり下手すりゃCになることもあるだろうさ!」
である。これによって他者とのギャップは結構埋められると思うのだが、果たして果たして。


最近の例
美鳥の日々』B+
『轟聖剣ダイ・ソード』B
女神転生3(まだ途中ですが)』A-
シベリア超特急』むー決められん。Dは間違ってるな。やっぱり要修正。しかし、B付近に異常に偏りがちなのは──まあ、しょうがないか。傑作も駄作も数が少ない、ということでいいのか!?