世界は躁鬱病で出来ている

「君」というのは凄く面倒で、鬱陶しくて、腹立たしい。「君」が何かするたびに僕の心は千々に乱れて、僕はとても悲しくなる。何の因果で僕をこんな目にあわせるのか。最悪な災悪。
でも僕は幸いにして「君」から逃れて「君」から逃げて、ようやく最近慣れたところ。ふとしたときに「君」を見てしまう不幸や「君」と話してしまう絶望から逃げに逃げに逃げに逃げて、それらに怯えないでいい生活にようやく慣れて、心の平和を取り戻しつつあったところ。「君」に会わなく会えなくなって、本当に良かったと思ってる。






──こう感じる日を願って、今日も寝ようと思う。