卒論やらなきゃ・でも・でも

一週間ぶりに大学へ行く途中で雑誌『ファウスト』の四号を買って遅刻。


で・肝心の内容ですが前回の佐藤友哉に続いて言いたいことがごほん。
「雑誌連載という形を取ったのなら最終回まで雑誌に収録しろや! おう!?」


今回は滝本竜彦さんが『ECCO』の連載を終了したのですが話は終わってません。全然終わってません。「最終回は今度ハードカバーで出すからそっちを買って読んでね」ってなんだそりゃ。安くない雑誌代(本当に安くないのだ)払ってるんだからきちんと責務は全うしなさい!


しかも、この滝本竜彦という人間はまあ有体に言って最低のキモオタなのですが、作品だけは面白いという困ったキモオタっぷり──だったにも関わらず今回のエピソードは寸分も面白くないという最悪のキモオタっぷり。がー。


大学の講義で井上ひさしさんの劇『昭和庶民伝三部作第二部 闇に咲く花』とやらを見る。一言で言うならば反戦もので二言で言っても反戦もので、目新しいところの無い反戦ものでした。作られた時代が古いので目新しくなくて当然なのですが初代ガンダムは今見ても目新しいところがあるので偉いと思います。つまり井上ひさしは偉くない。


一緒に見ていた後輩君の一言。
「思想のない左翼って本当に腹立たしい」


思想のある左翼がどんなものかは知りませんが、僕も腹立たしかったのでたぶん同じことなのでしょう。
彼のゼミの先生が左翼だから左翼全否定できないあたり彼も苦労してるなあと思いながら僕は帰路についたのでした。まあ別に全否定する必要もないのですがね。がねがね。ガネガメ!