『ゲロッパ』・『この世の外へ 〜クラブ進駐軍〜』・『刑務所の中』・『スクリーム3』・『パトレイバー THE MOVIE2』・『1980』

ゲロッパ』B
邦画にも面白い作品がある! と同居人が言うから見たのだが、実に普通だった。別に悪くはないのだが、良くもない。作中でネタにされているジェームス・ブラウンさんを知っていればもっと違う見方もあったのだろう。
エンディング直前の説教がよくわからない。ヤクザのひとが「俺たちも親分とは家族のつもりだけれども主人公さんは本当の家族だろう。もっと仲良くしなさい(大意)」ということを言うのだが、だったら主人公が序盤からときおり語っていた「モノマネ芸人のどこが本物に劣ってるっていうんだ!」という主張とかみ合わない。
まあ、個々人の主張は違って当然、ということなのかな。かななな。ななななななななな。


この世の外へ 〜クラブ進駐軍〜』C
邦画。
僕の持病として「人間の顔の見分けがつかない病」というのがあるのだけれども、この映画ではとくにそれが発揮されて参った。お前は誰だ。


刑務所の中』B
邦画。
刑務所の中も慣れれば意外と幸せなりよ〜という実録ルポ映画。刑務所の内部の説明だけで結構勝っている。これだからドキュメンタリーはずるい。
しかし、刑務所内部の待遇が小学校と実に似ててびっくりした。体操の整列のさせかたとか、手を上げて先生に指されないとトイレにも行っちゃいけなかったりとか、うん、小学校だ。あそこは本当にそういう場所だったのか……。つまり、小学校程度には刑務所も楽しいらしい。既に犯してしまった罪に対する罰としては、結構妥当な気がする。


『スクリーム3』
一作ごとにどうでもよくなると噂の最終作。見事に一作ごとにどうでも良くなっていったのでびっくりした。パロディホラー映画の分際で「これでヒロインは過去の亡霊に脅かされることはなくなったのだ」式感動エンドというのはしちゃいかんぜ。


パトレイバー THE MOVIE2』B-(?)
以前見たときはさっぱり意味が解らなかったので再度視聴。おお、五年前とは違う、話がわかるぜ、でもわからないぜ。一応、おおざっぱなあらすじらしきものの理解は出来たのだけれども、細部に対する理解は相変わらずできなかった。警察のことを警備部と呼んでいる事にも随分経つまで気付けなかった。うむう。しかし、あんな簡単に自衛隊は立てこもったり街に出たりする(可能性のある)ものなのか? 

それとも「あんな簡単」ではないのか? 大事なのか? まあ大事だろうか。とにかく、わからん。わからなかった。また五年後に見よう。


『1980』B+
邦画。
超絶トラウマ映画。生まれてから今に至るまでに受けた女性からの数々の仕打ちを思い出し転げまわる。自分の趣味の映画(しかもアニメ映画)のパンフレットをさりげなく雑に扱われるシーンで悶絶。友人に見せて一緒に転げまわりたくなる映画だった。マゾのひとは集まれ。