倉阪鬼一郎『文字渦の館』・倉阪鬼一郎『泪坂』

まだまだ続くよ、倉阪先生祭り!(でもきっともう少しで終わる)

倉阪鬼一郎『文字渦の館』
倉阪先生の作品から、他の小説にもある要素を全部省いたらできたような話だった。

x(倉阪先生の小説)−y(他のすべての小説にある要素)=X(文字禍の館)

まあ、すげいよ。


評価:D+(先生の作品の低評価率、そして「+」のつく確率は異常だ。僕はもしかしたら先生のことが好きなのかもしれない。そんなまさか。でも、もしかして……)


倉阪鬼一郎『泪坂』
倉阪先生はおっしゃった。「今回は人情話を書くよ」
確かに人情話だった。先生は嘘を言っていない。しかし、我々はこの作品が倉阪先生の作品であるということを忘れてはならない。そういう話だ。
(意訳:人情話は人情話だけどトンデモはあるよ)


評価:C


余談ですが、僕の評価システムの話も過去ログに埋もれて久しいので引っ張ってやれ、えい。http://d.hatena.ne.jp/anezaki/20040226
サイトを整理しよう、という欲求がどうしても閾値を越えない。困った。嘘だ。誰も困らない。