カイバ

カイバ、1,2話はピンとこなかったが3話いい。おもろい。要は子供が死んでそれを悲しむ話なんだけど、見せ方が上品かつ丁寧。視点人物たる主人公が記憶喪失かつほとんど喋れないから鬱陶しくない。悲しい事件だったよねー僕にはなにもできないけどー程度の悲しみ方をしているのが心地よい。
・そしてそれを見る俺はとても悲しい。なぜなら年々俺は子供が死ぬ話に弱くなってるからだ。視点人物が悲しんでいても俺が悲しんでなければ俺は悲しくない。俺が悲しんでいても視点人物が悲しんでいると醒める。その点カイバーの主人公は信頼に足る人物だ。
とある魔術の禁書目録の主人公、上条さんに対する評で「他人の為に本気で怒れるなんて素敵」というのがあると風の噂で聞いたが、俺の考えは違う。旅先でちょろっと会っただけの女の子に感情移入するひとは基本おかしい。狂ってる。あまりに正義の味方気質だ。バットマンだ。

記憶喪失キャラは視点人物として利用すると便利。うざくない。なるほどなー。