PS2『SIREN』
SIRENが怖いのです。読みは「さいれん」です。「しれん」と読みがちな僕は大変に問題があって、そんな奴が現在最高学府に所属しているということなどは問題がありすぎて洒落にならないのですが、その上「最高学府」とだけ記述すると僕こと山田があたかも東大通っているかのような誤解を受け付けて大変アレなので注意しておきますが僕の通っている大学は木っ端大学です。
とにかくSIRENは怖いのです。1面なんて敵さんは銃を持っているのにプレイヤーは持ってなくて怖いし、こっちがわは敵に発見されたら死なので懐中電灯をつけたらだめで怖いし、敵の懐中電灯がきらりとこっちを向く瞬間なんて怖くて怖くてしかたがないのです。その上、プレイヤーキャラが佐藤友哉(現在売り出し中のミステリ?作家。貧弱そうな外見と弱気な内面がウリ。その双方があいまって現在のミステリーシーンでもっとも萌える作家と言われている。いや、著作じゃなくて、作者が萌えるの)そっくりなんですよ!? そりゃあ生きた心地がしませんて。
ゲームバランスが鬼悪で、その上「スーパーマリオ」のように過度なディフォルメがされていない「リアルな」アクションゲームなので、「ああ、もし本当に僕がこの村に行ったとしても友哉たんと同じように虐殺されるだけなのだろうな」とこれまた「リアルな」実感を植え付けてくれまして、ホラー映画で開始五分で死ぬ人の気持ちを心の底から堪能させてくれるわけでありんす。
で、随分随分頑張って、実時間にして1時間は頑張って、1面と2面をクリア。ちなみに解法を知ってからやり直したところその二つの面は合わせて3分以内でクリアできたのですが、とにかく1時間は頑張ってそこをクリア。
そしたらなんとキャラクターチェンジ。友哉たんとはおさらばして強気な先生と鬱陶しい生徒ペアーを操作しなくちゃいけなくちゃ、なんです。
生徒のほうは先生のオプションみたいな奴なんですけど、まあ、弱点でしかないオプションでして、グラディウスがごとき活躍は期待できないのでして、まあ、女性キャラだから守ってやるかいのう、うはうは、などと男尊女卑的、あるいは女尊男碑的な発想を持とうにも、なんというか、馬鹿、というか、クズ、というか「せんせぇ、もどりましょうよう」などと脳味噌の足りない台詞(余談ですが、プレイヤーの気持ちは彼女とシンクロしてました。こんな怖い村からは一刻も早く逃げ出すべきです)を口走るので間違っても可愛がることは出来ず、ああやれやれなのです。寸足らずな口調が可愛いとでも思っているのか!(「思っているともさ!」と返されたら惚れてしまいそうではありますが)


ま、僕のSIREN体験はそこで終了でして。
いや、生徒がムカツクからプレイ中断とか、怖すぎるから中断とか、そういったチキンなことではなくて、その、難しすぎて……というか、その、先生の面で屍人が……


やっぱりSIRENは目黒に限る。



『追記』
いや、SIRENとはまったく関係が無い話なんですけど。
気まぐれで2chエヴァ板を見たらこんなスレが立っていた。
『【2:13】カヲルとシンジのゲイ疑惑
1 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 04/03/04 15:42 ID:7dSw1Qd0
あいつらは疑わしいな
と、思ってしまうのは俺だけか? 』

ああ、最近になってはじめてエヴァを見る人もいるんだ。そう思ってしみじみした。