『ロマンシングサガ2』

少し前にようやくクリアしたので雑感。あちこちで「ロマサガ2がすき」とか言っていたくせにロマサガ2クリアするの今回は初めてなの。えへ。

・今回は攻略情報ありありの状態でプレイ。したにも関わらず、中盤で「おれはなにをすればいいのだ」となることがしばしば。なんとなく思い至ってステップの村に行って「アリだー!」のイベントが起きなかったら無意味に人魚と恋に落ちねばならないところだった。危なかった。
・「勝てる!」という状態以外で個々の七英雄と戦うことが殆どなかったため、わりと楽勝気味。無刀ノエルに「勝てるかなー」と思って行ったらぼこぼこにされたため即逃走。「話し合いで・解決しよう」 思うに、「俺の屍を越えていけ」はこれが出来ないから僕の肌に合わないのではないか。(俺屍は)死んだら失うものが多すぎる上に、一度戦いが始まるとどちらかが死ぬまで続けなくてはならない。「こりゃかてねーわ」と思いながらAボタンを連射するのはなかなかの苦痛ですぜ。(その上リセットしてやり直すとその月の頭から! 具体的に数字にすると三十分以上まえからやりなおし! アイテム入手のランダム性が極めて高いというのに! それらすべてが一回性を高めてる、という言い方もできるけど)。
・各種武器の印象も混ぜるぜ。
・片手剣重要。超重要。なんといっても最強武器の竜鱗の剣が強い。攻撃力60。よつば・いま・さいきょう。それを装備しての線切りは最強レベル(不動剣は覚えられなかったからしらない)。宝箱から手に入るんだから入手しなきゃだめ。その上盾を装備してもよいという! パーティに一人は入れて損なし。というか最終パーティには入れない理由が見当たらない。竜鱗の剣なしの序中盤でも結構コンスタンスに宝箱から強い武器が手に入るのでまあまあ。
・斧。片手剣とニアイコール。高速ナブラは線切りに対応してブレードロールは残像剣。武器が片手剣より相当劣る、が、ヨーヨーが低コストで使える点が片手剣より勝ってる。ただ、線切りも高速ナブラも終盤の技としては低コストなのであとのほうはあまり意味がないかもしれない。高速ナブラがひらめきやすい(気がする)のと相まって序盤で鬼のような強さを発揮する。
・大剣。今回の起用法は失敗。今回のコンセプトは「どうせ武器なんか宝箱からぽいぽい拾うんだ。開発なんてやってられねえぜ!」で武器開発をいっさいしなかったのだけれど、いやあ普通に拾う大剣の弱いこと弱いこと。印象に残ったのは名刀千鳥ぐらいかな(固有技もコストが安くて強くて助かった)。真面目に開発してクロスクレイモア作るべき。でも盾が装備できないというのがやはりどうしても気にかかる。序中盤、盾がないと僕たち触手で即死。まあ今回僕は真価を味わっていないので評価は保留。
・体術。好きで毎回使ってるんだけど、スーパー微妙。ウリは? と聞かれると「なんだろう?」と真剣に悩んでしまう。ただ、僕は格闘家以外で体術を使う機会がなかったので、違うキャラで使えばまた違う印象になるだろう(そういえば昔、格闘家は格闘ダメージを算出するのに必要な素早さが何故かひくい、という話を老師から聞いたことがある)。だって、千手観音を最終パーティになるまで誰も閃かなかったんだもん。どうしても使いたかったんだもん。
・術全般。ダメージソースとしてみるとよわい。よわすぎる。ストーンシャワーなど一部術を除いたら、回復ができる! というメリット以外が見当たらない。その方向で期待するのはまちがい。そして最強の回復技であるところのエリクサーは別に術師だろうが術師じゃなかろうが回復量は変わらないというレイプ。術師は術レベルを上げて術を開発するのが任務。僕の脳内では術開発のために実践で学ぼうと考えてついてきている研究者。え、なんでみんなが2000ダメージを出してるときに1000ダメージ出して喜んでるの? どんだけ弱ければ気が済むの? まあクリムゾンフレアとストーンシャワーとギャラクシィだけは多少評価してもいい。けど、苦労と期待に添えるのはストーンシャワーだけと言ってもいいだろう(強気)。ギャラクシィは結構強いんだけど、なにぶん習得レベルがね……。
・最終皇帝さいきょう。すべてのパラメータが他のキャラクタを追い越している。そのうえハンサム。そのうえ白髪。で、強いんだけど、メイン陣形がアマゾンストライクだったこともあって、皇帝のすばやさには誰もついてくることができない=敵のだれよりもすばやい=すばやい人にやってほしいことは?=回復、という式になってしまってその最強の破壊力を表に出すことはあまりできなかった。竜鱗の剣+線切りで4000オーバーのダメージを出せるのに、誰が使っても同じ効果のエリクサーを使わざるをえない屈辱。
・今回は不幸な事故で武装商船団と交渉決裂してしまったため、いつもとプレイが全然違って新鮮だった。というか使う陣形がなくて困った。ムーフェイスが手に入ったからよかったものの、それまでのインペリアルクロスやハンターシフトをメインで使っていた時代は後世にも語り継がれるほどの地獄であったと聞く。
ロックブーケはひどい。今回手違い(というか技設定でテンプテーションの見切りフェロモンの見切りとを間違えて)七英雄に挑んだのだけれど、彼女一人に全滅させられた。なにあれ。クジンシーなんてせっかく見切りを全員装備させていたのに一回もソウルスティールやってこなかったというのに。ぎぎぎ。

・とりあえずこんなところ。また貴方に続きを話すときがくるかもしれないわね。ふふ。